
イタリアではオリーブオイル関連の活動をすることが多い筆者みえったです。→プロフィールはこちら
イタリアで料理家として活躍している友人宅でこれまでに食べた沢山のお料理の中から、夏にピッタリの一皿を紹介します。
誰にでも簡単に作れる、キュウリとヨーグルトのシンプルなサラダ。
ひと口また一口と、食べれば食べるほどもっと食べたくなるサラダです。
新鮮なキュウリが手に入ったら、ぜひ作ってみてください。





みえったです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- イタリアの複数機関でオリーブオイルを学び、資格を取得
- 他3つの「食に関する資格」を保有
- 乗務歴20年の元国際線CA
キュウリとヨーグルトのサラダの作り方【レシピ】



さっそく一緒に作りましょう♪
- キュウリ 2~3本(大きさにもよる)
できるだけ旬の新鮮なもの - ガーリック 1~2片
- プレーンヨーグルト(無糖)1パック弱ほど
もし本格的な味にしたいならギリシャヨーグルトがおすすめ - エキストラバージンオリーブオイル 約大さじ3
- 塩コショウ 適量
- ミントの葉 数枚(あらかじめ小さくカットしておく)
ミントがなければバジル・ディルなどのハーブでも可
分量は味見をしながら微調整してくださいね
- (プレーンヨーグルトを使う場合のみ)ヨーグルトをザルの上にかぶせたキッチンペーパーで濾し、そのまま冷蔵庫に入れる。
ヨーグルトから水分が落ち、ペーパータオルの上にはクリーム状のヨーグルトが残るので、このヨーグルトを使用する。 - スライサーでキュウリをスライスし、さらに包丁でほそく細かく刻む。
- ②に塩を少々ふり、ザルの上にのせたキッチンペーパーの上に置いて、水分をキュウリから出す。
この時、キュウリは強く絞らない。 - ガーリックをつぶしてペースト状にしておく。
- ①のヨーグルト(もしくはギリシャヨーグルト)をボールなどの容器に入れ、③のキュウリを加える。
さらにミントの葉、④のガーリック、オリーブオイルも加えてよく混ぜ合わせる。 - 塩とコショウで味を調えたら完成。



冷蔵庫で冷やして召し上がれ♪


レシピについて【3つの補足】



イタリアで食べた友人のサラダは、今まで出逢ったことのない味。
気に入って、おかわりまでしてしまいました。


当記事で紹介したレシピでは、日本でも気軽に作ってもらえるよう、少しアレンジをしています。
まずは使用するヨーグルトについて。



このサラダには、特定のヨーグルトでないとだめなのよ
と、ヨーグルトのパッケージを見せてくれながら話していた友人。
それはギリシャヨーグルトでした。



ギリシャヨーグルトは、濃厚でクリーミー。
イタリアではスーパーでもよく見かけるポピュラーなヨーグルトです。
本来ならギリシャヨーグルトで作りたいところでしたが、今回のレシピでは身近な材料でつくれるようにプレーンヨーグルトの水分を濾すことで代用しました。
参考記事 ヨーグルトを濾したあとに残る残り汁の利用法も紹介しています。



より本場の味を再現したい方は、プレーンヨーグルトではなくギリシャヨーグルトを使って作ってみてください!
友人はキュウリの皮をむいていました。イタリアのキュウリは大きくて皮が固いのです。
一方、日本のキュウリでは、皮をむく必要はないかなと思いました。
今回のわたしのレシピでは、キュウリの皮は残したままにしています。



参考にして、お好みでアレンジしてみてください。
さいごに3つ目の補足を。
友人は、お庭の自家菜園で採ってきたばかりのキュウリを使っていました。
旬の新鮮野菜のおいしさは格別です。



採りたてキュウリの瑞々しいことといったら!
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アレンジもできるよ!古漬けキュウリでヨーグルトのサラダ
ところで・・・
ぬか床でキュウリのぬか漬けを作ったことのある方は、こんな失敗経験があるかもしれません。
- 浸けすぎて古漬けキュウリになってしまった
- ぬか床にうっかり塩を入れすぎてしまい、塩辛いキュウリになってしまった



この失敗、わたしはたまにやってしまいます。


塩辛くて食べることができなくなってしまったキュウリのぬか漬け、どうすればいい?
と、途方に暮れていたときに思いついたのが、今回紹介した「キュウリとヨーグルトのサラダ」。
塩分が多すぎて食べることができなくなったぬか漬けキュウリを千切りにカットし、濾した濃厚ヨーグルトに混ぜてみたんです。



これがなかなか美味しくて!
我ながらいいアイデアでした。
塩分が強すぎて食べることができない自家製キュウリのぬか漬けは、濾して水分を少なくしたヨーグルト(もしくはギリシャヨーグルト)と和えてみてください。
さらりと食べることができますよ◎
キュウリとヨーグルトのサラダ|まとめ
友人宅でこのサラダをはじめて食べた時、ヨーグルトとキュウリの相性のよさに驚きました。


後に訪れたイスタンブールで、これによく似た味のトルコ料理を何度か食べ、イタリアで食べた友人のサラダを思い出すことに。
トルコではジャジュックという名前のサラダ。
別名「飲むサラダ」ともいわれいて、現地でよく食べられているお料理です。



トルコ料理は世界三大料理だよね!
ヨーロッパの食のルーツの多くがそうであるように、キュウリとヨーグルトのサラダも中東辺りがルーツ。
その後ヨーロッパに伝わっていきました。
イタリア家庭料理として人気急上昇中の、夏にピッタリさわやかなサラダです。ぜひお試しあれ。
▷▶ 【キュウリとヨーグルトのサラダ】のレシピをもう一度みる ↑



おいしくできますように!
キュウリとヨーグルトのサラダを教えてくれた友人アリッサが、昨年の2021年にレシピ本(イタリア語)を出版しました。
残念ながら日本では購入できませんが、もしイタリアの本屋さんなどで見かけたら手にとってみてください。
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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