
断食道場に興味があるけど、1週間も断食するなんてつらくない?



実際に1週間もファスティングしたら、どんな効果があるのかな?
こんな疑問にお答えします。
- 1週間の断食プログラム中、空腹感とどう向き合う?
何をして過ごすの? - 1週間断食プログラム参加者に聞く、断食道場に参加しようと思った理由は?
- 1週間の断食プログラム終了後の、気になるカラダの数値の変化は?
- 1週間の断食プログラムを終えて、意外だった嬉しい効果ベスト3
筆者が断食道場『やすらぎの里』に滞在し、7日間のファスティング(断食)をした体験記です。
まず結論から先にいうと、専門家の管理下のもとでダイエットには成功。
実際に1週間の断食道場を終え、予想外によかったと感じたこともありました。
- 普段働き続けている内臓や脳を休ませてあげ、カラダもアタマのなかもリラックスできたこと
- 最終日の晩にいただいた普通食のおいしさは、どんな高級料理にも勝るごちそう「究極のグルメ旅」だったこと



え?脳を休息させるって?
どんな感覚なんだろう。。。



これまでに感じたことのなかった次元のリラックスだよ。
場所は伊豆高原。
ちょっと旅行にでも行くような気持ちで断食道場へと向かいました。


本記事を読めば、きっと次の旅行先の選択肢のひとつに断食道場が加わるはず。
ぜひ最後までご覧くださいね。



ミエッタです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- イタリアの複数機関でオリーブオイルを学び、資格を取得
- ベジフルビューティーアドバイザー
- フードバランスアドバイザー
- はちみつマイスター
- イタリアで食の旅を続ける元国際線CA
断食道場「やすらぎの里」1週間の過ごし方を紹介



断食道場では、1週間の断食プログラムに沿って断食しました。
断食といっても、7日間まったく何も食べてはいけないということではなくて。
\1週間のファスティングでの食事/
- 1日目~3日目
-
断食(野菜スムージーとスープを朝夜2回)
- 4日目~6日目の朝
-
回復食(重湯のようなお粥を朝夜2回)
- 6日目の夜
-
普通食(最後の晩餐 ♪)
- 7日目
-
和朝食 → 退所
\ファスティング終了/
といった感じ。リバウンドが起きないような食事プログラムとなっています。
初日には入所診断を兼ねた面接があり、
体年齢37歳。内臓脂肪は最低の1と問題はなし。
でも内蔵全体的に疲れていますね~
と言われました。



わたし、アラフィフです。
はたして1週間の断食で、筆者のカラダはどのような変化を遂げるのでしょうか。


断食道場での1日
まずは、断食道場での1日の過ごし方から。
起床は6時。毎朝6時半から、朝の散歩や目覚めのヨガを行います。



自由参加でしたが全員が参加をしていました。
断食期間中(1日目~3日目)の食事は次のとおりです。
- 朝10時に、地元産の野菜や果物でつくられたグリーンスムージーをコップ1杯
- 夕方18時に、お椀に入った特製スープ



飲む・・・というよりは、食べるという感覚。
ひと口づつ、かみしめるように味わって飲みました。
これが唯一の栄養補給・・・
ゆっくりいただいても、1分もかからないうちに終了してしまいます・涙。
>> スムージーについて詳しく知りたい方は「グリーンスムージーについて」の記事もご覧ください。



最終日まで空腹感に耐えられることができるのか?
最初は不安の方が大きかったです。
食事に費やす時間がないと、1日ってこんなにも長かったんだな・・・とも感じました。
施設内にはノンカフェイン茶の入ったポットが置かれていて、これらは何杯でも飲むことができました。
あと、決められた分量に限り、薄めた生姜湯を飲むことも許されていました。
断食プログラムの期間中、治療と呼ばれる施術を毎日受けました。
内容はその日によって変わりますが、アロマや整体マッサージ、鍼灸など。約1時間。
治療以外の時間は、飲食厳禁を除いて基本何をしてもよいとのこと。
施設内には天然温泉があり、入り放題。
しかし断食中は体力が落ちているので、湯船につかる時間は3分までと決められていました。
夜にはヨガや健康講話の時間がありました。こちらは自由参加。
消灯は22時。
規則正しい生活で、体内時計もリセットです。



筆者が実際に体験した断食道場1週間のレポートは、のちほど詳しく紹介しますね ♪
【1週間のファスティング参加者に聞く】断食道場に来た理由



ところで、どんな人たちが断食道場に参加していたの?
私が参加したのと同時期に断食道場「やすらぎの里」に来ていたのは、約8割が女性。
全員ひとりでの参加でした。
意外だったのは、ご一緒した参加者の中に太っている人がひとりもいなかったこと。
よく知られているファスティングの効果は、以下のような感じかと思います。
- メタボリックシンドローム予防
- ダイエット効果



そうそうダイエット効果!
痩せたい人がファステイングをするというイメージだったけど・・・



ファステイングで得ることのできる嬉しい効果は、実は痩せることだけではないんだよ。
みんなと談話中、1週間一緒に過ごしたファスティング仲間に「なぜ断食道場に来ようと思ったのか?」と質問してみたことがありました。
回答は・・・アトピーや高血圧症などの体質を改善をするのが目的という人が大多数だったんです。
- 働き続けている内臓や脳をファスティングで休ませ、ホルモンのバランスを整えたい
- カラダを飢餓状態にもっていくと、子孫を残そうとする野生が目覚めるらしく「不妊症改善にも効果的らしいよ」とも
話を聞くと、参加者のみなさんはダイエット以外にもさまざまな理由で断食道場に来られていました。
ファスティングのことをもっと知る【おすすめ書籍紹介】
すぐに断食道場へ行けない・・・
でもファスティングに興味はある・・・
自宅でも安全にファスティングできる方法を知りたいなぁ!
断食道場へ行くことを考えてるけど・・・
その前にファスティングのことをしっかり予習しておきたいな!
という方に、おすすめの本を紹介します。
まず1冊目は、お世話になった断食道場「やすらぎの里」代表・大沢剛さんの著書から『食養生とリトリート』です。
\食を整え、身体と心を整える「食養生」/



断食道場「やすらぎの里」長年のノウハウがこの1冊に!
ファスティングのエビデンスが詳細に書かれていて、何度も読み返しています。
\正しいファスティングで健康な身体を手に入れたい/



自宅でひとり行うファスティングに失敗した.. という人にもぜひ読んでもらいたいです◎
断食道場「やすらぎの里」での1週間【筆者の体験レポート】
実際に断食道場で過ごした1週間をくわしく紹介していきます
ファスティング1日目
初日。伊豆高原駅から迎えの車に乗り、施設へ。
入所診断を受けたあと、さっそくカッピング治療を受けました。
温泉にも入り、足浴で読書をしたりとのんびり~。
夜にはお椀に入ったスープを参加者全員でいただきました。
都会では見られない真っ暗な夜空には、満点の星空と大きな月が輝いていました。
ファスティング2日目
頭ではおいしいものを食べたいと言っていましたが、思っていたより空腹感はなく、むしろカラダはスッキリ軽やか。
治療を受けたり、近所を散歩したりしました。
ファスティング中は、
味覚嗅覚その他すべてが敏感になるらしい
と聞いてましたが、確かに!
高原の澄んだ空気がおいしいと感じました。



おいしい空気って、本当にあるんですね。
夜は参加者全員でヨガをして、温泉に浸かって・・・
これまでの旅とはひとあじもふたあじも違った、カラダとココロと向き合う滞在です。
したいように過ごす
前にも書きましたが、断食中は、したいように過ごすのがいちばんと言われていました。
わたしは規則正しい生活をおくり、よく歩き、温泉に1日数回入り・・・という過ごし方が心地よく感じていました。


他のファスティング仲間は何をしていたかというと・・・
- 眠くて眠くて仕方がない・・・と寝てばかりいた人
- 足湯しながらずっと読書ばかりしていた人
など、各々自由に過ごしていました。
ファスティング3日目
さて、ファスティングの山場だった3日目。
さすがにこの日は頭がぼーっとして少しふらついていましたが、お天気がよかったので朝から大室山へ行ってきました。


午後は、自由参加のドライブがありました。
連れて行ってもらった一碧湖では、
みなさん頑張ってらっしゃるので、特別に好きなジュースをおごってあげます。
3日ぶりの普通のジュースの味を感じてみてください!
と突然のお許しが出て、みんなニコニコしながらジュースを注文。
わたしはヤマモモのジュースをいただきました。
ひとくち口に含んで、びっくり!ジュースの味が濃いんです。



いつも軽い気持ちで飲んでいたジュースが、こんなにもすごい力を持っていたなんて!
栄養がぐんぐんと体の末端までいきわたり、エネルギーが湧いてくるのを感じました。
忘れられない、貴重な体験をしました。


ファスティング4日目~6日目
4日目からは、いよいよ1日2回の回復食がはじまりました。
回復食では、ごはん粒がほとんど入っていない重湯のようなお粥にゴマ塩をかけていただきます。
ゴマ塩がこんなにもおいしかっただなんて!
回復食は、三分粥、五分粥、七分粥、・・・と、一食ごとに、徐々にごはん粒が増えていきました。
ファスティング6日目の晩|6日ぶりの普通食の味に感動
ファスティング4日目からゆるやかに始まった1日2回の回復食でしたが、6日目(断食道場さいごの夜)には、ついに普通食に!
地元の食材でていねいに調理されたお食事を、みんなでいただきました。
こんなにおいしいと思った食事は、生まれて初めてかもしれない・・・
という声がどこからともなく聞こえてきて、思わず大きくうなずくわたし。
1週間のファスティングで味覚がリセットされ、自然のもつ味や香りにとても敏感になったことを、この普通食ディナーでも感じました。
そんな大満足の食事でしたが、
【総カロリーがたったの450カロリー】と、食べ終えてから聞いたときは驚きました。
心からおいしいと感じながら感謝して食べると、低カロリーでも胃もココロも満たされるんですね(学び)
ファスティング7日目|退所日の朝
いよいよ迎えたファスティング最終日。朝は和朝食をいただきました。


今日からは、好きなものを好きなだけ食べてもかまいませんよ~。
待ちに待った断食解禁です!
でも、不思議なことに、食への欲望が以前より小さくなっていることに気づきました。
ファスティングが終わったら、この駅弁を買って、帰りの電車の中で食べよう♪
と心の中で決めていたお弁当がありました。
それを楽しみにがんばろう!とさえ思っていたのですが・・・
結局、買わずに列車に乗りました。胃が小さくなったので、買っても食べれる自信はないなと。
ずっと楽しみにしていた駅弁、見ただけでもう満足してしまいました。
ファスティング後の身体の変化【退所日の測定結果】
断食道場「やすらぎの里」退所日には、個別面談がありました。
まずは測定結果から。
- 体重:マイナス2kg
- 体脂肪:マイナス1%
よく歩いていた割には「たったのこれだけ~?」って感じでしたが、もともと痩せていたので減りが少なかったようです。
驚くべきは、
- 身体年齢が37歳→30歳になったこと。



わたし、アラフィフです
「やっと実年齢に追いついた」という声も聞こえたので、身体年齢に関してはかなり優秀だったのでは?と思っています◎
- 内臓脂肪は1→1。
元々が最低値だったので変化なしでしたが、ファスティングでは、内臓脂肪減少に効果的とのこと。
初日の面談で「内臓が疲れている」と言われていたのも、ほぼ平均値になりました。
結果がちゃんと数値に表れたのは、嬉しかったです♪
【ファスティングの壁】空腹感との向き合い方
気になる空腹感は、3日目がピーク。
3日目までは、アタマが「食べてないよ~おいしいもの食べたい~」と言ってました。
でも不思議なことに、カラダは、アタマの中ほど空腹感がなかったように思います。
4日目以降は・・・
- ゴールが少しづつ見えてきたことと、
- 重湯のようなお粥に《ごはん粒》が増えていく楽しみとで、
辛さよりもワクワクが勝りました。
いずれにしても、他の参加者も同じようにがんばっている断食道場だったから1週間続けることができた、と思っています。



もしひとりだったら、やり遂げられた自信はありません。
【1週間のファスティング】嬉しかった意外な効果ベスト3
1週間のファスティングを終えてみて感じた、嬉しかった意外な効果ベスト3 を紹介します。
第3位|五感がリセットされた
伊豆高原ではお天気に恵まれ、毎日よく歩きました。



高原の空気は澄んでいて、お散歩がホント気持ちいいんです。
とにかく断食中は、五感が冴えまくっていました。
鳥の声、風の音、日本の冬の自然・・・
感受性まで豊かになるのを感じました。
味覚はもちろん、嗅覚や聴覚など、あらゆる感覚が敏感になっているのを実感。
五感がリセットされました。
第2位|痩せにくいところが痩せた【体形の変化】
ファスティング中は筋肉痛になりやすく、筋肉もつきやすいと聞いていました。
伊豆高原の散歩道は急な坂が多く、普通に歩いているだけでも運動量はかなり多いものだったと思います。
断食中は毎日よく歩いていたので、実際に筆者も筋肉痛になりました。



特に階段を下るときは、ふくらはぎの筋肉痛がキツかった・・


よく歩いていたにもかかわらず、
退所診断では期待していたほど体重の変化はなく、たったのマイナス2kgという結果。
しかしながら、嬉しい体形の変化がありました。
断食中、浴場の脱衣所の鏡の前で毎日見惚れていたほどに・・・
- お腹がぺったんこ、
- ウエストのくびれがキュッとでき、
- 痩せにくい二の腕が細くなったのです!
断食から帰ってしばらくは、会う人みんなにカラダの変化を指摘されました。



「痩せた?」ではなく「〇〇が細い」と言われたよ。



誰かに変化を気づいてもらえると、やっぱり嬉しいね♪
第1位|アタマすっきり!脳をリセットできた
嬉しかった意外なファスティング効果の第1位は・・
胃腸など内臓だけでなく、脳も休ませることができたこと でした。
脳が休息しているのでは?と実感としてわかってきたのが、断食3日目ごろ。
無駄な考え事をしなくなり・・・というか、できなくなりました。



頭の中がまるで空っぽにでもなったかのような爽快感!
断食道場でアトピーが治って以来、身体をリセットするために毎年断食に来ているという女性にそんな話をしたら、
「カラダもココロも、アタマも軽くなるから~」とにっこり。



脳を休ませるって、こういうことだったのね。
情報過多の今の時代、わたしたちは毎日の生活の中で脳を酷使しています。
【頭の中が空っぽになる爽快感を得るために断食道場へ定期的に通う】というビジネスマンや経営者の方も少なくないと聞きました。



あなたの脳は疲れていませんか?
たまには脳も休ませてあげたほうがいいみたいです。
頭の中がリセットされると、不思議とココロも整うようにも感じました。
断食道場でカラダもココロも軽快に|まとめ
本記事で紹介した断食道場は、伊豆高原にある『やすらぎの里』。
25年も前からある断食施設ということもあり、安心して参加することができました。
早くから満室になるので予約を取りにくいのが唯一残念な点だけど、これも人気の証!
筆者おすすめのコースは、いちばんスパルタかつ効果的な【1週間の断食プラン】です。



1週間の断食プランに参加しました。
他にも【週末の短期プラン】や【養生食コース】など、自分に合ったコースを選ぶことができます。
次回の旅先候補のひとつに、自然豊かな環境でファスティングしながらゆっくり過ごす断食道場を加えてみてはいかがでしょうか。



友人の中には断食道場に興味をもつ人も多く・・
ファスティングから帰ったあとは、旅の土産話にも花が咲いたよ♪


なお、リピーターの方の話によると、断食プログラムの内容は毎回少しづつ進化しているとのこと。
筆者が体験した断食道場や ファスティングについてもっと知りたい人は、
▶「やすらぎの里」公式サイト(外部リンク)で詳しい情報をご確認ください。
▶まずは自宅でプチ断食をという人には
ファスティング関連おすすめ書籍



この体験記が、断食道場やファスティングに興味を持つきっかけとなれば嬉しいです!
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
スッキリ痩せてキレイになると、おうちでの美活も楽しくなります♡

