ポポーという名前のフルーツをご存知ですか?
甘くて濃厚なその味わいから森のカスタードと呼ばれているそうです。
わたしはポポーと呼んでいますが、ポーポーともいいます。

かわいい名前だね!
- ポポーの香りって?味は?買って試してみる前に具体的に知っておきたい
- ポポーって『森のカスタード』という別名があるそうだけど、実際カスタード味なの?
- ポポーの木に実がついたのだけど、どのタイミングで収穫すればいいの?
- ポポーの食べごろの見極め方を知りたい
- ポポーを食べて残ったタネを植えて育ててみたいけど、どうすればいい?
ポポーは収穫してから熟すのが早く、日持ちしません。
完熟すると黒ずみができ、見栄えが悪くなることなどから流通は難しいのだとか。
幻の果実という別名もあるほど、レアなフルーツなのだそうです。



わたしもポポーがお店で売られているのを見たことがありません。
そんな珍しいポポーのなる木がわが家にあって・・・
旬を迎えた8月のおわり頃から、ひとつふたつと食べはじめました。



ポポー・・・どんなフルーツなんだろう。



わたしはとても美味しいフルーツだと思いました。
まずはポポーを実食するところから始めましょう!
食レポ☆ 実際にポポーを食べてみた感想
完熟し皮の色が黒っぽくなってきたポポーを半分にカット。





タネが多いです。
ポポーの香り
まずは香りから♪
パイナップルやマンゴーや熟したバナナを感じました。
トロピカルな香りです。
ポポーの味
次に味も検証♪
スプーンでひとさじすくって口の中に入れてみると・・・
濃厚でとーっても甘く、酸味はまったくないです。
熟したバナナ、臭くないドリアン、そして完熟してふにゃふにゃになった柿のような味わいがしました。
ポポーの食感
食感はやわらかで少しねっとり。
食べる前はもちろん、口の中にポポーを入れてからも香りがとてもします。
フルーツの中でも栄養価が高いので、少量でも満足感がある感じ。
私的には、とても美味しいフルーツでした。



ただ、ポポーの濃厚な感じと独特な香りは、人によっては好き嫌いがあるかもしれません。
ポポーはやっぱりカスタードのような味だった!
ポポーは《森のカスタード》の別名を持っているとのことでしたが、食べてみて正直『カスタード』は思い浮かびませんでした。
ところが!
ポポーを牛乳と一緒にミキサーにかけて飲んでみたら、まるで飲むカスタードのような味に。





とろーり甘くてクリーミーなドリンクです♪
飲むカスタード・ポポージュースの材料は、ポポーの果肉と牛乳の2つだけ。
分量は果実の大きさにもよりますが、ポポー1個で一人分のジュースができるようなイメージです。
これならポポーが苦手な人も好きだと思います。



ポポーはミルクと相性がいいので、いろんな食べ方をアレンジしてみてください。
ポポーを収穫するタイミングと食べごろの見極め方
珍しい果実なので、初めてだと収穫時期や食べごろの見極めが難しいです。





大きくなったからとひとつ収穫してみたら、まだあまり甘くなかったこともありました。
最終的には、もう収穫はしないことに。
これがいちばん失敗がなく、甘くやわらかくなります。
では具体的にどうするか、というと・・・
自然に落果したポポーをみつけたら拾ってきます。
それから触感と香りをチェック。
果実を指で少し押してみてやわらかく、鼻を近づけフルーティーな香りがしたら食べごろです。
まだもう少しかな?と思ったら、追熟させて食べごろになるのを待ちます。



早くポポーを追熟させたいときは、リンゴと一緒にビニール袋にいれておくといいですよ。
もし果実が地面に落ちることに抵抗があるなら、ポポーに落下防止用ネットをかぶせておき、木から落ちた時にネットで受けるようにしておくと安心です。
木から自然に落果するまで待つ果実だなんて、まるで宮崎県産の完熟マンゴーのようですね。
そう思ったら、ポポーがマンゴーにみえてきました。
こちらがようやく食べごろとなったポポーの実です


4つとも、指で押したらふにゃっとやわらかいです。
そして南国フルーツの香りが表面から漂っています。



ただ皮表面が黒ずんでたりと、見た目は確かによくないですね。
ポポーを種から育ててみたい!
ポポーをカットすると、大きな種がたくさん入っています。
この種、これまでは捨ててしまっていたのですが【幻の果実なのだから種も貴重なのでは?】と思い、発芽に挑戦することにしました。
柿の種をひとまわり大きくしたような、大きな種です。





黒くてつやつやしたタネでしたよ。
とりあえず、水で少し湿らせた脱脂綿に種を包み、ビニール袋に入れ・・・
今発芽してしまわないようにと冷蔵庫の野菜室に収納しました。


春になって、暖かくなったら発芽に挑戦する予定でいます。
一年後ポポーの種がどうなったかは、またご報告しますね。お楽しみに。



無事発芽して、大きく育ってくれたらと願っています。
【幻の果実ポポー】見た目はよくないけどトロピカルな味と香り!
今回は、9月に旬を迎えているフルーツ・ポポー/ポーポーについてレポートしました。
結論:見た目はあまりよくないけれど、食べてみるとおいしいフルーツでした。
幻のフルーツといわれる理由は、日持ちがしないだけでなく旬も短いから。
ところが最近では、テレビなどのメディアでポポーが取り上げられ始めているようですね。
なんとポポーのアイスクリームなんていうのもあるのだとか。要チェック!いつか食べてみたいです。



ミルクとの相性が抜群のポポー、アイスクリームもおいしそうだね♪
もしかしたら近い将来、幻の果実が幻でなくなってしまう日がくるかもしれませんね。


どこかでポポーをみかけたら、この記事を思い出して「食べてみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。



9月初旬ごろになると、道の駅などで売られていることもあるそうですよ!
それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。