- コーヒーが好き・イタリアのバールに興味がある
- イタリアのコーヒーといえば、エスプレッソとカプチーノとカフェラテしか思い浮かばない
- イタリアのバールにはメニューがないので、いつも同じ飲みものばかり注文していた
イタリアでは、カフェのことをバール(Bar)といいます。
イタリアのコーヒーといえば、エスプレッソやカプチーノ・カフェラテなどがよく知られていますよね。
実はこれらの他にも、イタリアではよく飲まれているのに日本人観光客に知られていないコーヒーがあります。
本記事では「日本人観光客があまり知らないイタリアのコーヒー」を紹介。

次回のイタリアでは、バールでいろんなコーヒーを注文してみたくなるはず♡
コーヒー文化が発達しているイタリアで、飲んでみたいコーヒーをみつけてください!
マロッキーノ|冬の寒い日に飲みたいコーヒー
秋冬にイタリアに行くと、いつも飲みたくなるのがマロッキーノ・コーヒー。



北イタリア発祥のコーヒーだよ。


- 冬の寒空の下でココロもカラダも縮こまってしまいそうな日に。
- インスタ映えするオシャレなドリンクを頼みたいときに。
- バールでイタリア発祥のめずらしいドリンクを飲んでみたいときに。
マロッキーノコーヒーのベースは、グラスに注がれたエスプレッソコーヒー。
クリーム状のミルクとチョコレートがこんもりデコレーションされ、ココアパウダーがかかっています。
実は子供のころからチョコレートが大の苦手だった筆者。
イタリアの友人が嬉しそうにチョコレートがかかったマロッキーノを頼んでいるのを横目に、いつも他のものを注文していました。



今でもチョコが苦手で、ホットココアやホットチョコレートは飲めません。
ところがある日、友人のマロッキーノをちょっと味見させてもらい・・・
あれ?これは好きかも♪
味見をしてみたら想像していたほどチョコレートが主張している感はありませんでした。
いつのまにかマロッキーノは冬の定番の飲み物に。
おしゃれな大人のカフェラッテのようなドリンクです。



イタリア女子にも人気なんですよ!
ほっこりできるおいしさと、もうひとつ、マロッキーノを頼むときにいつも楽しみにしていることがあります。
それはお店によって違う、アーティスティックな外観。





美的センスや個性をたいせつにするイタリアでは、コーヒーアートも楽しみのひとつ。
マロッキーノはホットドリンクなので、グラスも熱々。
猫舌で猫手なので少しづつ、ラッテアートのハートをスプーンで崩しながら飲むのも楽しみましょう。
目で楽しんで、飲んでおいしく温まる・・・
寒い季節にイタリアでバールに立ち寄ったら、マロッキーノをぜひ飲んでみてくださいね。
クレーマ・ディ・カッフェ|夏になると注文したくなるコーヒー
私の中では、冬にマロッキーノなら、夏にはクレーマ・ディ・カッフェ。


- 暑い夏、バールで冷たいコーヒードリンクを飲みたいけどオーダーに迷った時に。
- ジェラートを食べたいけど近くにジェラテリア(ジェラート屋さん)がないときに。
- 夏バテで食欲ないけど、ちょっと気分を上げたい時に。
クレーマ・ディ・カッフェは、なめらかなクリーム状をした半解凍のミルクコーヒー。
コーヒー味のジェラートが少し溶けたような食感の、冷たいシェイクです。



夏のイタリアでの楽しみのひとつです。
冷えたグラスに入れられ、スプーンを添えて出されます。


このドリンクも、やはりバールごとに個性が光ります。
ここのお店のクレーマ・ディ・カッフェは、横からみると2層になっていました。





バールごとに見た目が違う!
個性を大切にするお国らしいね。
他にもある!バールで飲める冷たいドリンク【シェケラート・グラニータ・カフェ フレッド】
ところで。
クレーマ・ディ・カッフェ以外にも、イタリアのバールで飲むことができる冷たいドリンクがあるのをご存じでしょうか。
例えば・・・
- シェケラート
- グラニータ
- カフェ フレッド
シェケラート|オシャレな気分になる冷たいコーヒードリンク
シェケラートは、ビールのように泡のたったアイスコーヒー。
アイスキューブと一緒にシェイクされ、カクテルグラスに入れられて出てきます。



ちょっとオシャレな気分で飲みたいときに◎
グラニータ|まるでイタリア版かき氷
グラニータは、南イタリア・シチリア島が発祥の シャーベット状ドリンク。
ドリンクというよりは、「イタリア版かき氷」のほうが近いかもしれません。
コーヒー味以外にも、いろんなフレーバーを楽しめるのがグラニータ。
ちなみに筆者の好みは、濃厚エスプレッソがかかったコーヒー味です。



ノドを潤してくれるグラニータは、猛暑の日にピッタリ!
カフェ フレッド|シンプルにアイスコーヒー
シンプルにアイスコーヒーを飲みたいときには「カフェ フレッド」と注文します。
砂糖入りで出されることもよくあるので、ブラックがいい人は、あらかじめバリスタに伝えておくといいでしょう。
シェケラートやグラニータ・そしてカフェ フレッドも、クレーマ・ディ・カッフェとともに 夏になったら飲みたくなるドリンクです。
夏の暑い日にバールへ立ち寄ったときには、ぜひ注文してみてくださいね。
オルツォコーヒー|イタリアのカフェインレスコーヒー
さいごに紹介するのは、イタリアでオルツォと呼ばれている大麦のコーヒー。
- コーヒーを飲みたいけれど、カフェインを取りたくないとき。
- コーヒーと同じように飲めて、体にやさしいドリンクが欲しいとき。


意外に思うかもしれませんが、「カフェインの入ったコーヒーは飲まない」というイタリア人がたまにいて。
そういう人たちの多くは、このオルツォコーヒーをバールで注文しています。
コーヒーの代替品として、オルツォのインスタントコーヒーを家庭で愛飲している人も知っています。



イタリア人のお宅へお邪魔したときに「コーヒーにする?それともオルツォ?」と尋ねられたこともありました。
コーヒー豆を使用してないオルツォなのですが、私的には飲んでいて物足りなさは感じません。
むしろ、クセになりそうな香ばしい風味が気に入っています。



その時の気分によって、バールでの注文時にコーヒーにしたりオルツォにしたりして楽しんでいるよ。
イタリアのバールでは、オルツォコーヒーを自分の好みに合わせて注文することもできます。
たとえば・・・
- エスプレッソ風オルツォコーヒー
- カフェ・マッキヤート風オルツォコーヒー
- カプチーノ風オルツォコーヒー などなど



バリエーションがコーヒー並みだね!
原料が大麦なので、やはり本当のコーヒーとは少し違いますが、
味には妥協しないイタリア人も認めるカフェインレスコーヒー・オルツォ。
もし機会があれば、イタリアのバールで飲んでみてはいかがでしょうか。
\オルツォはネットでも購入できます/



妊娠中の女性にも安心のドリンクです ♪
イタリアのバールでカフェ文化を感じてみよう!|まとめ


さいごに、本記事で紹介したコーヒーをまとめます。
日本人観光客が知らないイタリアのコーヒー3選
プラス おまけのドリンク3選 暑い夏にバールで注文したい!
- シェケラート(Shakerato)
- グラニータ(Granita)
- カフェ フレッド(Caffè freddo)
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気になるコーヒーはありましたか?
これらのコーヒーは、すべてイタリアのどの地域でも飲むことができます。
定番イタリアンコーヒーに飽きてきたら、ぜひ注文してみてくださいね。





もしかしたら近い将来、日本でブームになるコーヒーがあるかも!
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。