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新鮮なフルーツが安く手に入る季節になると、自家製ジャムをよく作るみえったです。
いろんな果実が旬をむかえる季節となりましたね。
今回は、イタリア人も大好きなすももジャム(プラムジャム)の作り方をレポートします。
すもも以外のフルーツで作るジャムも、レシピの基本はほぼ同じ。
すももの他にも、苺やビワやブルーベリーなど、お好みの果実でジャムを作ることができます。
市販のジャムによく含まれているペクチンを入れずに作れるのも、自家製ジャムのよいところ◎
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できれば添加物は除きたいよね。
- すももジャムの作り方
他のジャムをつくる時にも応用できます - ビンを煮沸消毒する方法
- ジャムを詰めたビンを脱気処理する方法
- 脱気処理したビンの開け方
蓋が開けられない時にお試しください - 筆者おすすめ!ジャムのおいしい食べ方
お気に入りの果実をビンに詰めて、旬が終わったあともジャムとして愉しんでみませんか♪
![スモモの木](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo-tree.png-752x1024.jpeg)
![スモモの木](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo-tree.png-752x1024.jpeg)
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ミエッタです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- イタリアで食の旅を続ける元国際線CA
- イタリアの複数機関でオリーブオイルを学び、資格を取得
- ベジフルビューティーアドバイザー
- フードバランスアドバイザー
- はちみつマイスター
すもものジャムの作り方【レシピ】
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すももで自家製ジャムをつくっていきます。
![すもも](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo.png-824x1024.jpeg)
![すもも](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo.png-824x1024.jpeg)
\ジャムにする前のすももについて、ひとこと/
すももは熟すのが早いです。
もともと赤く熟れたすももは、さらに熟れてふにゃふにゃになってしまうので要注意。まだ赤くなりきれてない黄色いすももも、室温に置いていたら数日で真っ赤になりました。
すぐにジャムを作らない時は、冷蔵庫の野菜室に入れておくことをおすすめします。
![収穫したすもも](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo2.png-802x1024.jpeg)
![収穫したすもも](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo2.png-802x1024.jpeg)
奥:まだ黄色いすもも
![梅収穫](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo-ume.png-802x1024.jpeg)
![梅収穫](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/sumomo-ume.png-802x1024.jpeg)
すももと梅は、ほぼ同時期に収穫期を迎えます。
今回は、すももジャムと梅ジャムを同じ日につくりました。
【すももジャム作りに】梅ジャム作りで残ったタネを再利用【なくてもOK】
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まず梅ジャムから作りました。
梅ジャム作りの副産物を、すももジャム作りに使います(なくてもOKです)。
まず梅ジャムのつくり方を簡単に説明します
- 梅を水につけて数時間アク抜きをした後、そのまま火にかけて、梅の実が柔らかくなったら一旦火からおろす。
- 梅の実のタネの部分を取り除く。
- 種を取り除いた梅の実を再び鍋に入れて火にかける。
- 砂糖を加え、さらに煮詰めると梅ジャムのできあがり!
②で取り除いた種には、まだ梅肉がこんもりついています。
![梅の種](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/umetane.png-1016x1024.jpeg)
![梅の種](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/umetane.png-1016x1024.jpeg)
この梅肉を、これから作るすももジャムのとろみづけに利用しました。
完熟すももは酸味やペクチンが少ないので、とろみの少ないサラッとしたジャムになります。
今回は梅のタネに残っていた梅肉を利用しましたが、もし梅が手に入らなかったらレモンの果汁を搾って加えてもいいでしょう。
![](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/09/86993E33-82B1-4B8F-BCE1-87D7E244BA4A-150x150.jpeg)
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サラッとしたジャムが好みの方は、わざわざ梅肉やレモン果汁を加えなくてもOKですよ!
すももジャムの材料
材料として準備するもの
- すもも(赤く熟したもの)
皮付きのまま適当に包丁でカットしタネの取り除いたものを、計量しておく - 砂糖
計量したすももの重量の8割弱の量を準備(梅を使わない場合は7割の量で) - 梅ジャム作りで残った果肉付き梅のタネ(もしくはレモン果汁)
サラッとしたジャムが好みなら、なくてもOK
すもも以外の果実でジャムを作る場合、すももを置き換えてくださいね。
すももジャムの作り方
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いよいよ、本題のすももジャムをつくっていきましょう。
- カットしたすももの果実を、鍋に入れる。
- すももが入った①の鍋に、準備した砂糖を入れる。すももの上にまんべんなく砂糖がかかっている状態のまま、しばらく置いておく。
- 30分から1時間ほどすると、砂糖が果汁で少し溶けたような状態になる。
ここへ梅ジャム作りで残った【果肉つき梅の種】を加える(またはレモン果汁を加える)※ - ③の鍋を火にかける。
沸騰したら中火〜弱火にして、時々ヘラでゆっくりかき混ぜながら煮詰めていく。 - ジャムの表面にアクがでできたらしゃもじで取り除き、さらに煮詰める。
- 次第にとろっとしてくる。スプーンなどを使い、梅の種を取り除く。
- 好みのとろみまで煮詰めて火を止める。完成!
※梅の果実(もしくはレモン果汁)の量について
あまり多く加えると酸味の強いジャムになります。
まずは少量を加え、とろみや味の具合をみながら加減してください。
![ジャム作り](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam-niru.png.jpeg)
![ジャム作り](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam-niru.png.jpeg)
すももジャムが完成しました。冷めたらもっととろみが出てきます。
瓶を煮沸消毒する方法
出来上がったジャムは、煮沸消毒済みのビンに入れて保存します。
![](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/09/86993E33-82B1-4B8F-BCE1-87D7E244BA4A-150x150.jpeg)
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ビンの煮沸消毒の仕方は簡単です。
![ジャム](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/07/sigmund-WENdZ6LH9Pg-unsplash-scaled-e1647156198750-879x1024.jpg)
![ジャム](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/07/sigmund-WENdZ6LH9Pg-unsplash-scaled-e1647156198750-879x1024.jpg)
- ビンを大きな鍋に入れ、ビンが全部浸かるように鍋に水を入れる。
- ①を火にかける。
沸騰したら少し火をゆるめて、さらに10分ほどビンを煮る。 - 火を止める。火傷に十分注意しながら、鍋からビンを取り出す。
- ビンを乾かす。完全にビンに水気がなくなったらOK。
ビンの蓋に関しては、煮沸に使った熱湯に沈めてから取り出し、乾かします。
出来上がったジャムを、このビンに詰めて蓋をし、保存してください。
ジャムの入ったビンを脱気処理する方法【長期保存用】
![ジャム](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/07/yulia-khlebnikova-o_O75f28GiA-unsplash-scaled-e1647156150828-1024x856.jpg)
![ジャム](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/07/yulia-khlebnikova-o_O75f28GiA-unsplash-scaled-e1647156150828-1024x856.jpg)
砂糖を加え糖度を高くしたジャムは日持ちがするので、旬が過ぎても果実を食べることができるのが嬉しいですよね。
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作ったジャムは、朝食のお供にしたりお料理に使ったりしています。
でも中には、しばらく食べる予定のない自家製ジャムもあるのではないでしょうか。
\例えば・・・/
作ったジャムを誰かにプレゼントしたい
多く作ったので、自家製ジャムの一部を長期保存したい
このような時には、より賞味期限を延ばすため、ジャムを入れたビンに脱気処理をします。
- ジャムの入ったビンを鍋に入れ、ビンが2/3位浸かるように鍋に水を入れる。
- ジャムのビンを瓶の上に軽くのせる。この時、蓋は閉めない。
- 火をつける。沸騰したら火を少し弱め、10分ほど煮たら火を止める。
- 火傷に気をつけながらジャムの蓋をゆるく回し、閉める。
ここでは蓋をきつく閉めなくてもよい。 - 鍋からジャムの入ったビンを取り出す。
熱いので、瓶を落としてしまわないように気をつける。 - 蓋を出来るだけきつく閉めて、ビンを下向けに置いて冷ます。
![ジャム瓶の脱気処理](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam-810x1024.jpg)
![ジャム瓶の脱気処理](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam-810x1024.jpg)
完全に冷めたら、蓋の真ん中を指でギュッと押してみて、ペコペコしなかったらビンの脱気はできています。
毎年夏になると大量のトマトで1年分のトマトソースを作っていたイタリアの友人宅では、この方法で脱気処理してビン詰めし、食糧庫にずらり並べて保管していました。
衛生管理が行き届いた材料や道具等を使って作り、きちんと脱気処理したジャムは、常温(冷暗所が安心)で長期保存できます。
![](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2021/09/3F20FCDD-7F01-4C1A-A472-75E20A43E5C0-150x150.jpeg)
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開封したら冷蔵庫に入れ、早めに食べ切ってくださいね。
脱気処理したビンを開封するテクニック
脱気処理をほどこしたビンの蓋は、とてもかたく閉まっています。
蓋を開けようとしてもなかなか開けられないことが多いジャム。
そんな時わたしは、蓋に穴を開けてしまいます。これでスルッと開いてくれました・・・やれやれです。
![使用後の瓶](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/67B1D535-634E-4BB3-AF8F-91300EAC42F5-1024x750.jpeg)
![使用後の瓶](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/67B1D535-634E-4BB3-AF8F-91300EAC42F5-1024x750.jpeg)
![](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2022/02/51891E3A-65D3-4F56-AC6F-8646C75E68D9-150x150.jpeg)
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きつく閉まって開けられないビン・・・
開封するのに意外と手こずりそうだね。
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女友達に手づくりジャムをプレゼントする時はとくに「ビンの開け方」をひとこと添えておくと親切だと思うよ。
自家製ジャムを使った、とっておきの食べ方♪
市販のジャムも美味しいけれど、自分で作ったジャムの美味しさはやっぱり格別で、毎朝の朝食が楽しみになります。
以前から好きでハマっている、わたしのとっておき【すももジャムの食べ方】をひとつ紹介します。
素朴な田舎パンやフランスパン、あるいは焼きっぱなしケーキなどの上に リコッタチーズを塗り、ジャムをたっぷりのせる・・・
![ジャムとリコッタチーズ](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/ricotta-jam.png-802x1024.jpeg)
![ジャムとリコッタチーズ](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/ricotta-jam.png-802x1024.jpeg)
これがおいしいんです。よかったら試してみてください。
参考記事 リコッタチーズも自分で作ってみたい方は「ホエーを使った自家製リコッタチーズのレシピ」もごどうぞ。
さいごに
本記事では、すももジャムの作り方を紹介しました。
他の果実で作るジャムも、作り方の基本はほぼ同じ。
もしジャムにしたい果実がたくさん手に入ったら、ぜひ自家製ジャムを作ってみてくださいね。
![ベリー](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam2.jpg-1014x1024.jpeg)
![ベリー](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/jam2.jpg-1014x1024.jpeg)
![](http://www.mietta.online/wp-content/uploads/2022/02/F0A8986B-0328-40A9-B548-8470D82E2D53-150x150.jpeg)
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自分で手作りしたジャムは、世界にひとつだけの味だね
すもものジャムの作り方【レシピ】をもう一度よむ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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自家製ジャムのある食卓を愉しんでください!
関連記事 すももの季節とほぼ同じ頃に収穫される梅。梅仕事のひとつとして梅酵素シロップ作りも紹介しています。