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これで解決!オリーブオイルの疑問にイタリアオリーブオイルのソムリエがお答えします

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オリーブオイルFAQ

オリーブオイルを選ぶときに「これってどういう意味なんだろう?」と思ったことはありませんか?

そこでオリーブオイルのよくある質問を集めてみました。

こんなことがわかります
  • オリーブオイルの色について
  • オリーブオイルのラベルについている認証マーク「DOP」「IGP」について
  • 「エキストラ」や「バージン」の意味は?
  • フィルターとノンフィルターのオリーブオイルの違い
  • ノヴェッロと呼ばれるオリーブオイルについて
  • プラスチック容器入りオリーブオイルの品質
  • インフルエンサーや芸能人愛用のオリーブオイルというだけの理由で選んでも大丈夫?

これらを知っておけば、ちょっとしたオリーブオイル通としてみんなから一目置かれること間違いなしです♡

もうオリーブオイル選びで失敗したくない

オリーブオイルライフをもっと楽しみたい

という人も、ぜひさいごまでご覧くださいね。

この記事を書いたのは
ミエッタ

イタリアオリーブオイルソムリエのミエッタです

  • オリーブオイルの産地を巡るのが好きな元国際線CA
  • これまでに延べ500種以上のEVオリーブオイルを試飲
  • イタリアの複数機関でオリーブオイルを学び、資格を取得
イタリアオリーブオイルテイスター
オリーブオイルコースの講師認定証
イタリアオリーブオイルのソムリエ

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タップできる目次

【オリーブオイルの色の疑問】緑色のオリーブオイルは上質?

ノヴェッロでブルスケッタ
チロ

緑色をしたオリーブオイルは、やっぱり上質なのかな?

結論からいうと、オリーブオイルの色と品質は無関係です。

オリーブオイルに含まれる微量成分のひとつであるクロロフィルが多いほど緑色、少ないと黄色っぽいオリーブオイルになります。

とはいえ、緑色のオリーブオイルのほうが、よい印象を受けがちですよね。

オリーブオイルのプロである鑑定士がオリーブオイルの品質チェックをするときは、指定の青いグラス※を使うというルールがあります。

インターナショナル・オリーブ・カウンシル(IOC)が定めるオリーブオイル国際規定による

オリーブオイルの官能評価用グラス

オリーブオイル鑑定用グラス

青いグラスを使う理由は、視覚よる先入観をなくし、オリーブオイルを正しく評価するためです。

チビ

青いグラスに入れて、オリーブオイルの色を見えなくするんだね!

オリーブオイルの色は、品質には関係なし。

色に惑わされることなく、オリーブオイルを選びましょう。

オリーブオイルテイスティング
オリーブオイルの色はさまざま

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【D.O.P.とI.G.P.について】認証マーク入りオリーブオイルは高品質?

チロ

オリーブオイルは【D.O.P や I.G.P.】の認証マーク入りを選んで購入してます。
これって正解?

EU(欧州連合)で食品などに共通して使われている、これら地域保護制度の認証マーク「D.O.P.」と「I.G.P.」。

D.O.PとI.G.P.マーク

オリーブオイルだけでなく生ハムやチーズなど、さまざまな食品に使われているマークなので、見たことのある人も多いのではないでしょうか。

D.O.P. や I.G.P. は、それぞれの細かなルールすべてを遵守した製品だけに与えられる認証マークです。

D.O.P. とはDenominazione di Origine Protetta
原産地保護呼称
地域に根付いた品種や独自性のあると認められたもの
(誠実性・限定された生産地・地域との結びつき)
 I.G.P. とはIndicazione Geografica Protetta
地域保護表示
概念としてはD.O.P.とほぼ同じ
D.O.P.より規定が柔軟なことが多い
(もしくは対象地域が広め)
D.O.P.と I.G.P. それぞれの定義

【D.O.P. と I.G.P. 】オリーブオイルの認証マークでわかること

オリーブオイルにつけられた認証マークからは、つぎの3つのことがわかります。

  • オリーブ栽培・搾油・瓶詰めまですべての工程を、指定地域内で行われた
  • 土地固有の品種のオリーブで、産地ならではの個性を尊重して作られた
  • 細かな規定を遵守し、正しく製造されたオリーブオイル

つまり 認証マークのあるオリーブオイルを選ぶことにより、産地偽装や製造過程に問題のあるオリーブオイルを避けることができます。

D.O.PとI.G.P.マーク
チビ

このマークがついてないと「品質が優れている、おいしいオリーブオイル」じゃないってこと?

ミエッタ

というよりは、認証マークはオリーブオイルを選ぶときの目安のひとつかな

これら認証マークは、つけたい生産者だけが任意申請しています。

申請には審査費用がかかるため、あえて申請しないという生産者も多くいます。

D.O.P. や I.G.P. の認定マークは、産地の個性や品質を守るための厳しいルールに合格したオリーブオイルの証し。

認証マークがなくても、素晴らしいオリーブオイルはたくさんあるということも覚えておきましょう。

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オリーブオイルの「エキストラ」「バージン」の意味は?【格付け】

エキストラバージンオリーブオイル

日本国内で販売されているオリーブオイルには、3つのカテゴリーがあります。

日本で購入できるオリーブオイルの種類は3つ
  • エキストラバージンオリーブオイル
  • オリーブオイル または ライトオリーブオイル(かつてのピュアオリーブオイル)
  • オリーブポマースオイル または サンサオリーブオイル

同じオリーブオイルでも、名称によって製造過程やオイルの内容が違ってきます

ミエッタ

違いを知っておくと、オリーブオイル選びでの迷いが少なくなるので解説するね

エキストラバージンオリーブオイルとは?

オリーブを搾油
オリーブオイル搾油所
チロ

そういえば、オリーブオイルの「エキストラ」や「バージン」の意味って何だろう?

オリーブオイルとテーブルオリーブの国際協定に基づく政府機関「インターナショナル・オリーブ・カウンシル(IOC)」の加盟国では、オリーブオイルの品質規格が厳密に定められています。

まずはバージンオリーブオイルの意味から。

 バージンオリーブオイルとは:精製などの化学処理がいっさい行われていないオリーブオイルのこと

バージンオリーブオイルの中でも、次の条件をクリアしたオイルだけがエキストラバージンを名乗ることができます。

エキストラバージンオリーブオイルの定義
  • バージンオリーブオイルであること
  • 酸度が0.8%以下(酸度は低いほどよい◎)
  • オリーブオイル鑑定士※による感覚分析テストに合格していること

※イタリアではオリーブオイル鑑定士は国家資格です

イタリア産エキストラバージンオリーブオイルのラベルにはExtra Vergine di Olivaの文字があるので、機会があればチェックしてみてくださいね。

ちなみに日本はIOCに加盟していないためエキストラバージンの規格がなく、オリーブオイルの基準があいまい。

IOC加盟国でエキストラバージンの表記が認められないオリーブオイルでも、日本では自由にエキストラバージンを名乗ることができます。

チビ

だから正しい選択眼が必要なんだね

▷▶ オリーブオイル選びで必ずチェックすべきことは2つだけ!

エキストラバージンの記載がないオリーブオイルとは?

ミエッタ

精製で化学処理されてたら「バージン」を名乗ることはできません

「エキストラバージン」の文字が書かれてない「オリーブオイル」とは、一般的には精製されたオリーブオイルをいいます。

物理的工程のみでつくられるバージンオリーブオイルに対し、精製オリーブオイルは科学的な工程を経て製造されています。

精製オリーブオイルがつくられる化学的ステップ

  • エキストラバージンと認められない低品質オリーブオイルを化学溶剤を使って精製。
  • 風味づけにバージンオリーブオイルを添加する。

脱臭・脱酸・脱色処理などにより、オリーブオイルらしい風味がほとんど感じられないオイルです。

かつては、ピュアオイルとも呼ばれていました。

オリーブポマースオイル/サンサオリーブオイルとは?

チロ

プラスチック容器入りの「サンサオリーブオイル」というのを見かけるけど、オリーブオイルとの違いは何ですか?

サンサ(sansa)とは、イタリア語で「オリーブの搾りカス」のこと。

オリーブオイルを搾油した後に残った搾りカス

オリーブの搾りかす

燃料や肥料として再利用されているオリーブの搾りカスですが、もう一度オリーブオイルの原料にされることもあります。

このオリーブの搾りカスにわずかに残るオイル分を、化学溶剤を使ってふたたび抽出。

抽出した搾りかすオイルを精製して得られるオイルのことを、「ポーマス」または「サンサ」オリーブオイルといいます。

ミエッタ

日本でも食用として売られているのを見るけど、手作りソープなどの材料としてもよく使われているよ

オリーブオイルの種類の違いを知り、用途によってオリーブオイルを使い分けられるといいですね。

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プラスチック容器入りオリーブオイルの品質について

チロ

プラスチックの容器に入ったオリーブオイルって、品質的にどうなの?

結論から言うと、プラスチックの容器に入ったオリーブオイルは買わないでください。

プラスチック容器入りのオリーブオイルを避けるべき主な理由は3つあります。

  • プラスチック容器は微量ながらも空気を通すため、酸化がすすんでいる可能性が高いから
  • ペットボトルに似た透明容器がほとんど。ということは、光によってオリーブオイルが劣化している可能性が非常に高いから
  • 誠実なオリーブオイルの価格よりも、かけ離れて安いオリーブオイルがほとんどだから
ミエッタ

極端に安いオリーブオイルは誠実なオイルではない
いいオリーブオイルを見分けるヒントのひとつだよ

オリーブオイルにとって 光・高温・空気(酸素)は大敵です !

▶▷ オリーブオイルにとって最適な環境とは?

遮光瓶ステンレス缶に入ったもの、もしくは箱に入れられたガラス容器、かつ 2ヶ月ほどで使いきれる量のオリーブオイルを選ぶようにしてください。

遮光ガラス瓶入りオリーブオイル

オリーブオイル

ステンレス缶入りオリーブオイル

ステンレス缶に入ったオリーブオイル
オリーブオイル・サンジュリアーノ
チビ

購入した時点にもう劣化していた..という残念なことにならないよう、容器にも気を配りたいね

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【オリーブオイルの知名度】有名人が使っていたら安心なの?

チロ

有名人が使っているようなオリーブオイルを選べば安心ですか?

芸能人やインフルエンサーがオリーブオイルをおすすめしていると、試してみたくなりますよね。

以前、いろんなオリーブオイルをテイスティングする勉強会に参加したときのこと。

有名人が愛用していることで知られるオリーブオイルがあったので「開栓してみよう」となったことがありました。

オリーブオイルテイスティング

テイスティングしてみて・・・

わたしたちの意見は、全員一致で残念なオリーブオイルに。

ミエッタ

予想外の結果でした

もちろん、元々高品質だったのに何かの要因で劣化、たまたまその1本だけが状態のよくないオリーブオイルになってしまった・・・という可能性もあります。

ただこのときの残念だったオリーブオイルは、輸入販売元から直接仕入れ、きちんとした管理下のもとで保管されていました(と聞きました)。

知名度や値段の高さだけを理由にオリーブオイルを選ぶのはリスクがあるということも、知っておいてくださいね。

▶▷ オリーブオイルの正しい保管方法について

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オリーブオイルの「フィルター」「ノンフィルター」選ぶならどちら?

チロ

エキストラバージンオリーブオイルのラベルに「フィルター」や「ノンフィルター」と表記されてることがあるけど、どちらを選べば正解?

オリーブオイルを買うときにラベルや説明書きを読んで「フィルター」や「ノンフィルター」という文字を見つけ、どちらを選べばいいか迷った経験はありませんか?

結論からいうと「フィルター」と「ノンフィルター」、どちらのオリーブオイルを選ぶかは人それぞれ、お好みで選んで大丈夫です。

フィルターと書かれたオリーブオイルの意味

ミエッタ

まずはフィルターと書かれたオリーブオイルについて解説するね

オリーブを収穫後、搾油して間もないオリーブオイルは澄んだオイルではなく、少し濁っています。

オリーブオイルのなかに、遠心分離機では除ききれなかった細かな果肉が浮遊しているからです。

搾油したてのオリーブオイル

搾りたてオリーブオイル
チビ

搾りたてホヤホヤは濁っているんだね

ミエッタ

まるで濃厚なジュースみたいだよ

濁ったオリーブオイルにフィルターをかけて濾過(ろか)すると、透き通ったオリーブオイルになります。

搾油後にフィルターをかけたオリーブオイル

フィルターをかけたオリーブオイル

フィルターをかけて不純物を取り除くことにより、オリーブオイルの品質が安定します。

チビ

これがフィルターと書かれたオリーブオイルなんだね

ノンフィルターと書かれたオリーブオイルの意味

ミエッタ

次に、ノンフィルターのオリーブオイルはどんなオイルなのかも解説するよ

一方ノンフィルターのオリーブオイルとは、文字どおりフィルターをかけていないオリーブオイルのこと。

フィルターをかけずにオリーブオイルに浮遊している不純物をとりのぞくため、出荷する前に下記の工程が行われます。

  • 搾油したオリーブオイルを、品質が落ちてしまわないよう温度調整機能つき真空ステンレスタンクに入れ、一旦保管。
  • そのまま数か月置いて果肉のカスが沈殿したら、透き通った上澄み部分のオリーブオイルをボトリング。
チビ

フィルターをかけて濁りをとるか。
フィルターをかけずに沈殿させて濁りをとるか。
の違いなんだね!

  • 「フィルターをかけているオリーブオイルのほうが品質が長く保たれる」という人もいれば、
  • 「ノンフィルターのオリーブオイルのほうが個性的な風味ある」という人もいます。
ミエッタ

どちらも一長一短

「フィルター」「ノンフィルター」どちらのオリーブオイルを選ぶかは人それぞれ。

お好みで選んでくださいね。

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オリーブオイル「ノヴェッロ」について

チロ

「ノヴェッロ」とは、どんなオリーブオイルのことをいうの?

オリーブの収穫時期になると「新オリーブオイル」が出回ります。

新オリーブオイルのことを、イタリアでは ノヴェッロまたは オーリオ・ヌォーヴォといいます。

ミエッタ

収穫・搾油して間もないフレッシュなオリーブオイルのことだよ

チビ

フランス語の「ヌーボー」だね

搾りたてオリーブオイル

オリーブオイルの産地でのお楽しみが、搾りたてノヴェッロを炭火で焼いたパンにたっぷりかけて食べる食べ方。

ピリッとした辛みのある新オリーブオイル・ノヴェッロは、火であぶって焦げ目をつけたパンとの相性がバツグンなのです。

搾油所内で食べました

パンにかけた新オリーブオイル

ノヴェッロは新鮮な味を楽しむためのオリーブオイルなので、あえてノンフィルターのことも多いです。

チビ

搾りたてでノンフィルターということは…
不透明なオリーブオイルだね!

ノヴェッロのにごり成分であるオリーブの細かな果肉は、時間の経過とともに沈殿します。

沈殿した澱(おり)は、オリーブオイルの劣化を加速させる原因に

晩秋から初冬ごろにイタリアから日本にも届くノヴェッロは、このようにデリケートなため、数量限定で輸入されることがほとんどです。

ミエッタ

先行予約中に完売してしまうことも多いよ

チビ

期間限定の贅沢なオイルなんだね

ノンフィルターのノヴェッロは不透明な色

ノヴェッロのある食卓

もしノンフィルターのノヴェッロを購入したら、すぐに栓を開けて1・2ヶ月で使いきることが大事

新鮮で香りと味が強いノヴェッロは、ぜひ生食でいただきましょう

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オリーブオイルのソムリエが答える「オリーブオイルよくある疑問」まとめ

オリーブオイルと食卓

本記事では、オリーブオイルのよくある疑問に答えました。

  • オリーブオイルの色は品質とは無関係
  • ラベルについている認証マークはオリーブオイル選びのひとつの指針
  • 「エキストラバージンオリーブオイル」「オリーブオイル」「サンサオイル」はそれぞれ別物
  • プラスチック容器入りオリーブオイルの購入はおすすめできない
  • 知名度の高いオリーブオイルという理由だけで選ぶのはリスクあり
  • フィルターとノンフィルターのオリーブオイル、好みで選んで大丈夫
  • ノヴェッロと呼ばれる新オリーブオイルは季節限定のフレッシュオイル
    生食&早めの消費をおすすめ

これからもオリーブオイルのよくある疑問を随時更新していきます。

よかったら時々のぞきにきてくださいね。

ミエッタ

オリーブオイルのことを知って、健やかなオリーブオイルライフを送りましょう!!

オリーブオイルを選ぶときに 品質と価格との妥協点でお悩みの方は「安心の品質なのにジャバジャバ普段使いできるオリーブオイル」を紹介した記事も、あわせてご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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