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賞味期限切れのオリーブオイルは捨てるべき?【オリーブオイルソムリエが実際に検証してみた】

テイスティング用オリーブオイル
みえった

イタリアオリーブオイルソムリエのみえったです。
(>>プロフィールはこちらから

今やオリーブオイルは、おそらく一家に1本常備されている調味料ですね。

オリーブオイルはいちばん使っている身近な油!

という人も多いのではと思います。

ところで、オリーブオイルを購入する際には賞味期限を確かめますが、

この賞味期限の日付について考えてみたことはありますか?

みえった

オリーブオイルも農作物。
賞味期限や収穫年をチェックしておくことはとても大切です。

身近なオイルだからこそ、ちゃんと選ぶためにオリーブオイルの賞味期限についても知っておきたいな!

この記事でわかること
  • オリーブオイルの賞味期限からオリーブの収穫年を読み解きます
  • 賞味期限が過ぎてしまったオリーブオイルは絶対に捨てるべき?
    実際に賞味期限が大幅に過ぎてしまったオリーブオイルを使って徹底検証します
みえった

オリーブオイルを判断するときの指針のひとつとして知っておいて損はない内容です。
ぜひ最後までご覧ください。

ジャンプできる目次

賞味期限が過ぎたオリーブオイルは捨てるべき?

つい先日、キッチン収納棚の整理をしていたら、使うのを忘れていた未開封の古いエキストラバージンオリーブオイルがひょっこり出てきました。

みえった

使わずにしまいこんで、そのまますっかり忘れていたんです。

おそらく、展示会か専門店かどこかで試供品としていただいたものと思われる100mlの小さなボトル。

小さなボトルとはいえ、かなり名の知れた生産者の最高レベル級オリーブオイルだったので・・・

みえった

わぁーもったいないことをしたなぁー。

と、おそるおそる賞味期限をチェックしてみると、書かれていた日付は【2020年8月20日】

当記事を書いている今現在が2021年12月なので、なんと1年4カ月も賞味期限を過ぎていたオリーブオイルでした

みえった

未開封とはいえ、さすがに1年以上も賞味期限が過ぎたオイルはもう使えないだろうなぁ。
でも検証だけはしておこう!

ということで、実際に検証してみました。

結果から先にお伝えしますね。

結論:まだ十分に使える品質でした♪

捨ててしまわなくてよかったね♪
でも大丈夫と思った判断基準っていったい何だったの?

オリーブオイルの賞味期限を読む

ほとんどのEU諸国が加入するインターナショナル・オリーブオイル・カウンシル(IOC)の規定では、賞味期限について次のように定められています。

エキストラバージンオリーブオイルの賞味期限は、オイルを瓶詰めしてから18か月までの間でなければならない

まずは、北半球の国ではオリーブの収穫は秋に行われるということを頭に入れておきましょう。

オリーブオイル
イタリアの秋の風物詩・搾りたてオリーブオイルのある食卓

棚の奥から今回出てきたオリーブオイル。賞味期限が2020年8月だということから考えると、そこから18ヶ月ほど前だと2018年の秋に収穫搾油されたオリーブオイルの可能性が高いということになります。

ということは、 2021年12月 (←今ココ!)から逆算すると・・・

みえった

なんと!約3年も前に収穫された実から搾ったオリーブオイル・・・

あきらめつつも、念のためキャップを開封し、おそるおそるオリーブオイルの香りを確かめてみたら、驚きの結果が待っていました。

【検証してみてわかった】上質オリーブオイルの底力

まず青草のような緑の香りがしました

みえった

ポジティブな印象の香りです♪

引き続きテイスティングもしてみると、まだまだいい品質を保っていました

\テイスティングした時の、具体的な味わいの感想です/

  • 皮つきクルミのような苦みを含むナッツ感。ネガティブな印象ではない
  • 後からノドの奥をピリッと刺す辛み。オリーブオイルがもつ辛みはポリフェノール由来

とはいえ、劣化オイルの特徴のひとつであるもったり感も多少はありました

もったり感:ベタベタまではいかないけど、サラサラともいえないという感覚

みえった

この点だけは、少し微妙でした・・・。

ベタベタまではいってないのでギリギリセーフってとこだね・・・

賞味期限が大幅に過ぎたオリーブオイル【ひどい劣化がなかった3つの理由】

賞味期限が1年以上も過ぎていたにもかかわらず、オリーブオイルにひどい劣化がみられなかった理由を考えてみました。

まずは、上質オリーブオイルに含まれているポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化力で、オイルが自身の酸化から身を守ってくれていたということ。

ちなみにオリーブオイルに含まれるポリフェノール値は、オリーブの品種や収穫のタイミングなどによって変わってきます

今回のオリーブオイルは、元々ポリフェノール値が他のオリーブオイルよりも高い品種の実からつくられたオイルでした。

みえった

ポリフェノール値が高いと、辛みが強くパンチのきいた味わいのオリーブオイルになります。

ポリフェノール値が高いほど上質なオリーブオイルか?というと、一概にそうとは言えなくて。これはもう好みの問題です。

ポリフェノールなどによる味や香りの違いが、オリーブオイルのもつ個性になります。

オリーブオイルの個性・・・
ワインにそれぞれ個性があるのと似ているね!

話は戻ります。

つまりは、今回キッチン棚から出てきたこの古いオリーブオイル・・・

  • 元々ポリフェノール値が高い品種のオリーブから搾られていた=オイルがもつ高い抗酸化力に守られた
  • 毎年多くの賞を獲得している最高峰の生産者の製品だった=おそらくもともとが最高品質だったと思われる
  • オリーブオイルにとって最適な環境下で未開封のまま保管していた=劣化スピードがゆるやか

といったことが幸いし、賞味期限から1年以上(オリーブ収穫から3年近く)経ってしまっていても、ひどい劣化から免れたのだと考えます。

みえった

上質オリーブオイルの底力をみせつけられました。

とはいえ、オリーブオイルは果実から搾ったジュースのようなオイルです。

新しいほどフレッシュな状態を保持しているのは間違いないので、基本的には製造年月日や賞味期限が新しいものを選ぶようにしてください

ただし賞味期限内であっても、何らかの原因から劣化してしまっている残念なオリーブオイルも存在します。

まとめ

賞味期限の日付けはラベルのどこかに記されていますが、その日を一日過ぎてしまったからもう破棄しなければならないというものでもなく、オリーブオイルの賞味期限は目安程度と思ってください。

ラベルに書かれた情報もたいせつですが、瓶を開けて使う前に

  • どんな香りや味わいがするのか?
  • 品質はどうか?
  • 劣化していないか?※

を知るべく、実際にオリーブオイルをテイスティングして自分で感じてみることをおすすめします

>>自宅にあるオリーブオイルをテイスティングで確認する方法

テイスティングさせてもらえるオリーブオイルショップも最近は増えてきたね。

みえった

いろんなオリーブオイルをテイスティングして比較してみるのもおすすめです。

オリーブオイル
オリーブオイルのテイスティング風景

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。

オリーブオイルの産地を巡る小旅行もご紹介しています

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