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地中海沿岸の町でB級グルメを食べる【リボルノのチンクエチンクエ】

リヴォルノのトルタ

イタリアにもご当地B級グルメってあるのかなぁ。

当記事では、こんな好奇心にお応えします♪

イタリアの港町リボルノで、地元の人に長く愛されているご当地ファーストフードをご紹介します。

この記事を読むとわかること
  • 港町リボルノの庶民派B級グルメ・チンクエチンクエ(5e5)って?味は?
  • チンクエチンクエはどこへ行ったら食べることができるの?地元でいちばん人気のお店は?
  • チンクエチンクエの注文の仕方は?どんなドリンクと合わせる?
  • リボルノ以外の町でも、チンクエチンクエと似たファーストフードってあるの?

でもイタリア旅行へ行っても、たぶんリボルノへは行かないし・・・

みえった

リボルノのチンクエチンクエによく似たご当地ファーストフードは、地中海沿岸の他の町でも見かけることがあります。

いつか偶然旅先で見つけることがあるかもしれません。もしどこかの町でよく似た食べものを見つけたら、ぜひ味わってみてください。

イタリアのガイドブックが教えてくれない、おそらく地元の人しか知らないリボルノのB級グルメ・チンクエチンクエ。
ぜひ最後までお読みくださいね。

ジャンプできる目次

港町リボルノの隠れ名物5e5(チンクエ エ チンクエ)とは?

ひよこ豆の粉を溶いて味付けし、薄く焼いたクレープ

この黄色いクレープを、リボルノでは”トルタ ディ チェーチといい、略して”トルタと呼んでいます。

【ちょっと豆知識】トルタとは、イタリア標準語ではケーキを意味します。

リヴォルノのトルタ
ひよこ豆の粉でつくったトルタ ディ チェーチ

おそらく他の町から来たイタリア人の中には、トルタと聞くと甘いお菓子のことだと勘違いされる方も多いことでしょう。

ところが、リボルノのトルタはうっすら塩味

ぼそぼぞとした不思議な食感で、懐かしさを感じる素朴な味がします

みえった

食べだすと止まらなくなりますよー。

リボルノの町では、このひよこ豆の”トルタ”をパンやフォカッチャにはさんでパニーノにして食べます。このパニーノの名前が5e5(チンクエチンクエ)

みえった

5e5をイタリア語でチンクエ エ チンクエと読みます。
略してチンクエチンクエ

5e5
リボルノのチンクエチンクエ

これが港町のファーストフードなんだね!

チンクエチンクエという名前の由来は、かつてひよこ豆のトルタの値段が5リラパンの値段が5リラだった頃にまでさかのぼります。

当時、トルタをはさんだパニーノを店で注文する時に「5と5」と言っていたことの名残りから、5e5(チンクエチンクエ)と呼ばれるようになったという説が有力です。

チンクエチンクエに合わせるドリンクは泡が断然おいしい。

地元っ子リボルネーゼ達は、ビールと一緒にチンクエチンクエを食べるのが好きです。

みえった

ノンアルコールだったら、コーラや炭酸入りミネラルウォーターと合わせて食べることが多いですよー。

港町リボルノについて

ところでリボルノってどんなところ?

一応サクッと、ここでリボルノのことをご紹介しておきますね。

リボルノ・イタリア
リボルノ

リボルノ(Livorno)はイタリア中部トスカーナ地方に位置します。

有名な観光都市ではありませんが、サルデニア島やコルシカ島行きのカーフェリーや豪華客船が発着する大きな港町です。

リボルノで有名な名物料理といえば、まず頭に浮かぶのが「カッチュッコ(cacciucco alla livornese)」。
いわゆる魚介類のごった煮、とてもボリュームあるお料理です。
フランス料理のブイヤベースにもちょっと似ています。

あと「リボルノ風バッカラ(baccalà alla livornese)」も、イタリア料理好きや食通の方にはよく知られています。
塩漬けにした鱈のことをイタリアではバッカラといいますが、戻したバッカラをトマトソースで煮込むのがリボルノ風です。

みえった

食に関しては、シーフードがおいしいことで有名な町なんです。

しかしチンクエチンクエについては、地元ではとてもポピュラーなB級ファーストフードにもかかわらず、日本ではまだほとんど知られていません。

リヴォルノでチンクエチンクエを食べるならここ【ダ・チェッコ】

リボルノの町を歩いていると、時々こんな文字が書かれた看板をみかけます。

  • Pizza e Torta(ピッツァとトルタ)
  • Torta(トルタ)
  • Torteria (トルテリーア)

これらの看板のあるお店が、チンクエチンクエを食べることができるお店です。

そして、リボルノでチンクエチンクエで人気のお店がここ!

リヴォルノ5e5のお店
人気店 「Da Cecco ダ・チェッコ」

店の名前は「Da Cecco ダ・チェッコ

ダ・チェッコを知らない地元っ子はおそらくいないだろうと言えるほどの人気店です。
創業は1960年。

店の入り口では、次々に入ってくるお客さんが後を絶ちません。

店内にはテイクアウトの順番待ちをする人であふれかえっています。

みえった

つくっている様子をのぞきこむ人(わたしですね)、知り合いをみつけて立ち話をする人など・・・
できあがりを待つ時間も楽しいひとときです。

メニューはチンクエチンクエトルタの他にもいろいろあって♪

たとえば、いろんな具が選べるパニーニピッツァもあります。

店内には、座って食事をするためのテーブル席も沢山用意されています。

テイクアウトだけではないんだね!

午後8時を過ぎたころになると、テーブル席はほぼ満席に。

みえった

いつも大勢の地元の人でにぎわっています。

リヴォルノのトルタ
トルタを焼いているところ
トルタ焼き上がり
トルタが焼きあがりました!

ダ・チェッコでいちばん人気は、ふたつ。

窯で焼くひよこ豆のトルタ

トルタをパンではさんだパニーノ・チンクエチンクエ

見ていると、来店したほぼすべての人が注文しています。

トルタとチンクエチンクエは、お店の看板メニューなんだね!

焼き上がったばかりの大きなトルタも、あっという間に切り分けられ、無くなっていきます。

リヴォルノのチンクエエチンクエ
トルタを切り分ける様子
みえった

トルタとチンクエチンクエで有名なお店なので、注文時にこのどちらかは外せません。

人気店ダ・チェッコでチンクエチンクエ(5e5)を注文しよう

ダ・チェッコではチンクエチンクエを注文時に、いろいろと質問されます。

チョイスが多いんです。

\チンクエチンクエ注文時の選択肢はこちら/

  • まずはグランデ(大きいサイズ)ピッコロ(小さなサイズ)か?
  • パンはパーネフランチェーゼ(バケット)フォカッチーナ(丸いフォカッチャ)か?
  • パンにはさむ具はトルタだけ?それともトルタヴェルドゥーラ(グリルした野菜のペペロンチーノオイル漬け)
  • もしトルタとヴェルドゥーラを具に選んだ場合、野菜はメランザーネ(茄子)ズッキーネ(ズッキーニ)ペペローニ(ピーマン)

太字部分がイタリア語の発音です。
カタカナ読みで通じるのでぜひチェレンジしてみてくださいね。

ちなみに・・・

地元の人々、リボルネーゼ達が好きな組み合わせは?というと、

パンはフォカッチーナ、中にはさむ具はトルタメランザーネ(グリルした茄子のピリ辛オイル漬け)を選ぶ人が多いようです。

みえった

食べるときにはトルタの上にコショウをたっぷりかけて食べるのが通なんですよ。

もし、そんなにお腹がすいてなくて、

でも食べたーい!

という時には、パニーノのチンクエチンクエではなく、トルタのみを注文します。

原材料が豆(ひよこ豆)なだけあり、トルタだけでも結構食べ応えがあるんですね。

わたしは自分の胃と相談して(日本人は少食なんです..)トルタのみ注文することもあります。

みえった

トルタが好きなので、トルタだけを味わいたい時も♪

トルタは、重さによって値段が決まる量り売り

お店の人に適当に入れてもらって、もうこれくらいかなという量で「バスタ(Basta)」と言えばストップしてくれるでしょう。

ちなみに「バスタ」は、イタリア語で【もうこれくらい(の量)で充分だよ】という意味。

量り売りの他にも、いろんなシチュエーションで使える便利表現です。

イタリア語はカタカナ読みでも伝わります♪
憶えやすいので、旅行の際には使ってみてくださいね。

話は変わりますが。

ダ・チェッコでは、毎年秋冬のみ焼かれる季節限定のほろ甘いお焼きもおいしいと評判です。

栗の粉からつくられた、トスカーナ名物カスタニャッチョ
栗の自然な甘さの中に、干し葡萄や松の実が引き立つ味わいの焼き菓子。

カスタナッチョ
ダ・チェッコのカスタニャッチョ
みえった

お砂糖は不使用、ほっこり滋味深い甘さです。

秋冬にお店で見つけたら、カスタニャッチョも食べてみてくださいね。

もちろんテイクアウトもできますよー。

ご紹介したお店の詳細情報

Pizzeria da Cecco(ピッツェリア ダ・チェッコ)

住所:Via Cavalletti 2, 57126 Livorno
電話番号:+39 0586 881074
開店時間17時 不定休

なお、当記事でもアップデートをしていきますが、最新情報は各自ご確認いただきますようお願いします。

「ダ・チェッコ」フェイスブックページ(イタリア語)

みえった

昔この町に2年ほど住んでいたことがあるのですが、今でもリボルノへ行くと必ず一回は食べに行くお店です。

リヴォルノだけじゃない!地中海沿岸のB級ファーストフード

ここまでリヴォルノのご当地グルメのひとつ、チンクエチンクエトルタをご紹介してきました。

あちこち旅をしていて知ったのですが、ひよこ豆の粉からつくられたクレープ、実はリヴォルノだけの味ではなかったんです。

興味深いことに、リボルノのトルタとよく似たひよこ豆のクレープに出逢うのは地中海沿岸の町ばかり。

きっとルーツは同じなのでしょう・・・

でも、各地で名称や調理法や食べ方が少しづつ違っていて、それぞれオリジナリティーがありました

みえった

いつの間にか、地中海沿岸の町で名前や姿を変えたトルタを見つけるのが楽しみになりました。

例えば、

ェチーナ

リボルノの隣町ピサで食べられている、トルタとほぼ同じひよこ豆のクレープです。
隣町なのに名称が違っているのがイタリアの面白いことろです。

ファリナータ

イタリア・リヴィエラ海岸の海辺の町でみかけるリグーリア風ひよこ豆のクレープ
この地域には、ひよこ豆の生地を揚げてつくられたパニッサというフライもあります。

パネッレ

イタリアを南下し、シチリア島西海岸の町トラーパニで見つけたストリートフード
パネッレは、ひよこ豆の生地を焼くのではなく揚げています。やめられない止まらない素朴な味わいは同じです。

ソッカ

ファリナータに少し似たひよこ豆のクレープ
国境の向こう側、南フランス・コートダジュールのニースで食べられています

ファリナータ
リヴィエラ海岸で見かけるファリナータ
パネッレ
シチリア島で食べた、ひよこ豆粉の揚げもの・パネッレ

ひよこ豆粉のクレープは、地中海沿岸の町のソウルフードなんだね

さいごに

今回は、イタリアの港町リボルノで長く愛されているご当地B級グルメのひとつ、チンクエチンクエトルタを紹介しました。

リボルノではもちろんのこと、地中海沿岸の町でトルタによく似た「ひよこ豆のクレープ」をみつけたら、ぜひ味わってみてくださいね。

みえった

食事をサクッとすませたい時にも便利なファーストフードです♪

それでは今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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