
海外旅行で飛行機に乗るんだけど、なにを持ちこめばいい?



飛行機の中で10時間以上も座りっぱなし…
機内で快適に過ごすためのグッズを知りたい
海外旅行では、飛行機の中で長時間を過ごすことになります。
たとえば筆者が年に数回行くイタリアの場合、直行便で片道およそ12時間を機内で過ごしています。



乗り継ぎのある便では、トータルのフライトタイムが15時間をこえることもあるよ
長旅の疲れを旅先まで引きずらないためにも、機内では快適に過ごしたいもの。
そこで!元国際線CAトラベラーが、乗客として長時間フライトに乗るときに機内へ持ちこんでいるアイテムをまとめました。
- 国際線フライトの機内に持ちこむべきものリスト【必須アイテム】
- 液体物を国際線の機内に持ちこむための準備
- ロングフライトを快適に過ごすためのアイテム
- 【もはや必需品】飛行機内でつかう乾燥対策グッズ
国際線フライトでの機内持ち込みに必要なものを自分なりに把握しておけば、旅行の準備もスムーズ。
CAに人気の旅行アイテムも紹介しているので、海外旅行を予定している人は、ぜひ参考にしてくださいね♡



ミエッタです。
「伊・食・旅」をテーマに情報発信しています。
- 乗務歴20年以上の元国際線CA
- CA現役時代には平均週に1回以上の海外ステイ
- 渡伊した回数が100回を超えるイタリアマニア
【海外旅行】国際線の機内に持ち込むべきものリスト【必須】


まずは「機内に持ち込むべきものリスト」から。
空港で必要なものや 渡航先の国に到着してすぐに使うものも、手荷物に入れておきましょう。
- パスポートと航空券(eチケット・搭乗券のコピーなど)
- 複数の通貨を入れた財布
- セキュリティーポーチ【機内での貴重品管理に】
- 1泊目のホテル情報を印刷した紙
- Wi-Fiルーター
- 筆記用具・スマートフォン
- 最低限必要なお泊りアイテム
パスポートと航空券
言わずもがなですが、パスポートがなければ飛行機に乗れません。
航空券については、下記の書類をパスポートとセットで持っておきましょう。
- eチケットの控え
- すでにWEBチェックインを済ませた人は搭乗券のコピーも
その他、利用する航空会社や渡航する国によって必要な書類等があれば確認の上、忘れずに持参してくださいね。
複数の通貨を入れた財布
機内手荷物用の財布の中には、
自宅を出てから最初に宿泊するホテルまでに使う分の、キャッシュとクレジットカードを入れておきます。



キャッシュは日本円と、ホテル到着までに使う外貨..
日本と渡航国間の移動中に持つ財布としていつも使っているのが レスポートサックのポーチ。
3つのポケットがついているので、2・3か国の通貨を分けて入れることができて便利!
日本円にも外貨紙幣にもピッタリなサイズ


経由のある便で飛行機移動をするときには、どの国でも受け取ってもらえるアメリカドル紙幣も入れておきます。



USドルは第三国で使うかもしれない…
元国際線CAのひとことメモ
レスポートサックのポーチは:薄くてかさばらず、国別に仕分け収納ができ使いやすいので、同僚CAたちには不変の人気アイテムです。
セキュリティーポーチ【機内での貴重品管理に】
パスポートや レスポートサックの財布などの貴重品は、飛行機の機内で セキュリティーポーチに入れかえています。
元国際線CAのひとことメモ
長時間フライトでは、機内サービスのない時間帯は機内の照明が消されます。
真っ暗な機内で、前の座席の下の足元に置いていたカバンから、寝ているあいだに財布を抜きとられるという被害も無きにしも非ずなんです。
このセキュリティーポーチは、ウエストに巻いて服の下に入れても着けていることを忘れてしまうほど超薄型。
耐水性があるので、中に入れた紙が汗でシワシワになることもほとんどありません◎



スキミング防止ポケットもあるのでダブルで安心 w
そうそう!機内のほかに海外旅行中でスリに狙われやすいのが、大きな荷物を持っての移動中。
旅行中の危ないなと思うシーンでも、パスポートなどの貴重品をセキュリティーポーチ入れて、腹巻のようにこっそり着用しています。
何かあってから慌てないためにも、お金を分散して持つのは海外旅行の鉄則ですよ!
1泊目の宿泊先情報を印刷した紙
いつも ホテル予約サイトで予約をしている海外のホテル。
1泊目の宿泊先の情報は紙に印刷をしておき、手荷物に入れています。
最終目的地の空港に到着後、スムーズに宿泊先へ向かえるようにするためです。
ちなみにすべての宿泊先情報も印刷していて、宿泊し終えたホテルの紙は1枚づつ破って捨てています。



アナログ人間なので、紙で持ってると安心なんです♡
渡航先の国で使うWi-Fiルーター


渡航先の国に到着したらすぐインターネットにつながれるよう、WiFiルーターも手荷物に入れています。
イタリアをはじめとする海外の多くの国では、ホテルやバールなど公共の場で無料WiFiを使うことができます。



イタリアで無料WiFiが使えるスポットは、日本よりも多いよ
とはいえ何度も店へ駈け込んで、WiFiの暗証番号を教えてもらって…というのも面倒なものです。



無料のフリーWiFiは、セキュリティーの面で不安も…
WiFiルーターを持っていれば…
いつでもどこでもサクサクとインターネットにつながることができます◎
海外での移動中もネットが使えるので かなりの時間節約になります。
また友達との海外旅行では、ひとつのルーターで お友達ともWiFi環境をシェアできるのでおトク感があります※。



快適なだけでなく、セキュリティーの面でも安心!!
※接続台数が増えると通信速度が遅くなることがあります。
海外旅行先で WiFiルーターを使うなら、レンタルするのが便利です。
レンタルでおすすめは 海外WiFiレンタルの利用者数がNo.1の グローバルWiFi。
もしわからないことがあればLINEで24時間問い合わせることができ、困ったことがあっても安心サポートが受けられます。
日本の出発空港でスマートにレンタルして、帰着時にはあらかじめ指定しておいた空港で返却することも可能です。
安心のパケット定額制☆下リンクからの申込で1,000円割引!
筆記用具・スマートフォン
CAとして国際線乗務をしていた頃、お客様からよく「ボールペンを貸してほしい」と言われることがありました。
入国書類の記入が必要な国もあるので、機内に持ち込むものリストには筆記用具も入れておきたいですね。
あと、いうまでもありませんが スマートフォンも忘れずに
必要最低限のお泊りアイテム
これまでに数え切れないほど海外旅行をしてきて、ロストバゲージにも何度か遭遇しました。
ロストバゲージとは?
出発空港でチェックインしたスーツケース類が、なんらかの理由で到着空港に届かないこと。
→まちがって他の空港へ行ってしまっていたり、出発空港で飛行機に積み忘れられていたりが主な理由です。
まさかのロストバゲージを想定して、もし必要なお泊りアイテムがあれば、手荷物の中に少し入れておくといいですね。



下着は部屋で手洗いできるし、ほとんどは現地で調達できるので、必要最低限でOK!
国際線の機内に液体物を持ちこむときは?
国際線の飛行機への液体物持ち込みにはルールがあり、100ml (g) を超える容器に入った液体物は機内への持ち込みが禁止されています。



もし持っていたら、手荷物のセキュリティーチェックで没収されるから気をつけてね!
100ml (g) 以下の容器に入った液体物については、決められたサイズ以内の透明プラスチックバッグに入れていれば機内へ持ち込むことができます。
ジッパーつきプラスチックバッグに入れておきます


上記サイズだったら、もちろんジップロックでも大丈夫。



わたしは空港で「液体物機内持ち込み用」として売っていた専用袋を使っています↑
国際線フライトを快適に過ごすために機内へ持参するものは?


国際線の長距離フライトで「いかに快適に過ごせるか?」によって、旅行中の活力が違ってきます。
- 時差を引きずらない
- フライト中の疲れを持ち越さない
ためにも、機内での過ごし方などに工夫をすることは大切です。
「フライトを快適に過ごすための厳選アイテム」も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- フライトソックス
- かかとのある携帯用スリッパ
- ホットアイマスク(またはサングラス)
- 耳栓
- ネックピロー
- 歯磨きセット
- 手指の消毒ジェル・除菌ウエットティッシュ
- 筆記用具
- USBケーブル
- めがね(必要な人のみ)



どれも実際にいつも機内に持ち込んでいるものばかりだよ
フライトソックス
長時間フライトの到着前、靴を履こうとしたら足がむくんで履けなかった… という経験はありませんか?
機内で何時間もじっと座っていると、ふくらはぎや足がむくみます。
ドクターショールのフライトソックス



エコノミー症候群の予防にもなるね



フライト後の足の疲れも全然ちがうよ
フライトソックス
22.0~24.5cm(Mサイズ)
24.5~27.0cm(Lサイズ)
かかとのあるスリッパ【携帯用】
機内の通路を歩くときに、スリッパだとラフ過ぎるのでは?と感じていました。
そんなときに教えてもらったのが かかとのあるスリッパ。
履いていて楽だし服装にも合うので、機内履き用としていつもフライトに持ち込んでいます。
この かかとのある携帯スリッパは折りたたんで小さく収納でき、持ち運びにも便利です◎
ホットアイマスク(またはサングラス)
「機内で寝ておこう」と思っていても、実際にはなかなか眠れないものです。
蒸気でアイマスク
飛行機内は公共の場なので、無香料タイプがおすすめです。
\使い方はカンタンすぐ温かくなる/
ロングフライトでの移動では基本アイメイクはしないようにしてますが、目的地に到着してすぐ誰かに会う約束があることもあります。
アイメイクをしていてアイマスクができないときは、サングラスをかけて寝ています。
使っているのは、紫外線やブルーライトなどの有害光線をカットしてくれる メラニンサングラス
レンズやフレームが薄く、見た目よりも軽い着け心地です。
耳栓
飛行中の機内はゴーッとの大きな騒音がしていて、気になりだすと耳についてしまうものです。
機内でリラックスして過ごすために、自分に合った耳栓も忘れずに!
ネックピロー
長距離フライトに必ず持っていく 低反発ウレタン素材のネックピロー。
空気でふくらませて使うエアピローとくらべ、低反発素材はフィット感が違います。



首や肩周辺をやさしく支えてくれるから、長く同じ姿勢でいても楽!
収納袋がネックピローと一体型になっていて無くさないし、圧縮収納するとコンパクトに持ち運びできるところも気に入っています。
歯磨きセット・殺菌液体
ロングフライトでは2度の食事、さらには間食サービスのあるフライトも
歯磨きセットも忘れないように持参しましょう。
歯磨きをした後は、水で薄めたメディカルガーグルでしっかりうがいもしています。
手指の消毒ジェル・除菌ウエットティッシュ
機内ではひんぱんに手を洗いに立つことできません。
携帯用の消毒ジェル
よく使う個人用コントローラーや座席テーブルなどは、前もって除菌シートで拭いておくと安心して使えます。
USBケーブル


国際線の長距離路線を飛ぶ便では、各座席にUSBポートが設置されていることがほとんどです。
飛行機の機種によっては、ユニバーサル電源の設置もあります。
ロングフライトの機内持ち込み手荷物には、必ず USBケーブルを入れています。



機内でスマホやタブレットの充電ができるよ
めがね(必要な人のみ)
近視用・ブルーライトカット用・老眼用など…
必要な人は めがねも忘れずに機内に持ち込みましょう。
飛行機内でつかう乾燥対策グッズ【もはや必需品】
飛行中の機内の空気は、まるで砂漠のように乾燥しています。
国際線の長距離フライトに乗るときには、保湿アイテムはマストです。
- シルクのマスク【保湿・スキンケア】
- 液体ソンバーユ
- ヴァセリン
- ドライアイのための目薬
- 携帯用の水筒
→ これら保湿アイテムはまとめて ナラヤの巾着ポーチに入れ、機内ではすぐに使えるようシートポケットに入れています。
シルクのマスク【保湿・スキンケア】
鼻の粘膜やノドが乾燥していると、ウィルス感染のリスクも高まります。
機内で気になる乾燥をふせぎ、うるおいを保つためには シルクのマスク着用がおすすめです。



滑らかなベールをまとったような軽い着け心地♡


\マスクの裏表とも、素材は繊細な高級シルクです/
マルベリーシルク100%のメリット
Amazonの商品説明より引用
- 低刺激性、通気性、抗菌性、花粉カット
- 18種類のアミノ酸で肌と髪を自然に潤します
- 自然に体温を保ってくれ、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせます
- 摩擦が40%軽減され、小じわ予防とアンチエイジングの効果を期待できます
3D立体裁断なので顔の形にフィット!この形・この質感が実にいいんです。
機内ではもちろん、乾燥が気になるホテルの部屋でも活躍しています。
サイズはSサイズとMサイズ。
シルクのマスクは就寝時の着け心地を重視して、少しゆとりのあるMサイズを使っています。
液体ソンバーユ
ソンバーユとは、馬油(バユ)の老舗メーカの名称。
液状のソンバーユ(馬油)は、オイルとは思えないくらいサラッとしています。
馬油の最も比重の軽い液状部分のみを抽出して精製した、オイルタイプのソンバーユ。
馬油の中でも特に角質への浸透性に優れ、ベタつきが少ないので、朝の化粧下地用として、また特に夏のスキンケア用として好評です。
Amazonの商品説明より引用
「ちょっと乾燥が気になるな」と思ったら ソンバーユ(液状)を数滴、フェイスや手指や髪の毛など、どこにでもなじませています。


注ぎ口は液漏れしにくい形状なので、携帯にも便利で使いやすいです。
元国際線CAのひとことメモ
飛行機の乾燥から肌を守るために欠かせないのがオイル美容。
飛行機に乗る日は、肌のお手入れで化粧水に ソンバーユ(液状)を1,2滴垂らして使うと、機内でも肌の乾燥が気にならなくなるのでおすすめです◎
ヴァセリン
まるでバリアのように、補ったうるおいをしっかり閉じ込めてくれるのが ヴァセリン。
乾燥がとくに気になる箇所には液状ソンバーユを肌になじませ、最後にヴァセリン使うこともあります。
防腐剤や着色料などの添加物は一切入っていないので、くちびるや鼻腔などの粘膜にも安心して使っています。



リップクリームとしても使える優れもの◎
機内持ち込み用には、小さな携帯用ヴァセリン
\うるおいを閉じ込める無添加のバーム/
ドライアイのための目薬
機内で長い時間を過ごしていると、個人用画面で映画も鑑賞することもあるかと思います。
近い画面をじっと見ていると、ふつうの環境でも目の乾燥が気になりますよね。
飛行機に乗るときには ドライアイのための目薬を入れておくと安心です。
保温ができる小さな水筒
乾燥した機内では、こまめに水分をとるようにしています。
機内では温かいものを飲みたくなることが多いので、保温ができる小さな水筒を持参。
CAさんが忙しくないタイミングを見計らって、持ち込んだ水筒にお湯を入れてもらっています。
元国際線CAのひとことメモ
1食目のミールサービスが終わり機内の照明が暗くなったころが、CAさんに頼みごとをしても迷惑が掛からないタイミングです。
ギャレー※へ行って頼めば、快く水筒に温かい飲みものを入れてもらえますよ。
※ 飛行機内の台所スペースのことをギャレーといいます
なお、ペットボトル入り飲みものを買って機内へ持ちこむ場合は、搭乗ゲート付近の売店で買うようにしてください。
国際線では、機内手荷物のセキュリティーチェックを通過時に 100ml以上の液体を持っていると没収されてしまうので要注意です!
機内で使うアイテムは、まとめてナラヤのポーチへ
保湿アイテムなどの液体物は、日本出国前に「透明のプラスチック製袋」に入れておきます。



出国時の手荷物セキュリティーチェックのためだね!
セキュリティーチェックを無事通過したら、液体物の入った袋を ナラヤの巾着ポーチ


巾着ポーチは機内で座席前のシートポケットに入れておくと、使いたいときに使いたいアイテムをすぐに取り出すことができます。
このナラヤの巾着ポーチ
機内で使うアイテムをいれたナラヤの巾着ポーチ





保湿アイテムのほかにも、機内でつかう小物類やコスメ、歯みがきセットなども余裕で入れることができるよ♪
元国際線CAのひとことメモ
ナラヤ(NaRaYa)とは:CA御用達といってもいい、タイのバンコクで人気のカバン屋さんです。
ナラヤの製品はかわいいだけでなく軽量、しかも作りがしっかりしてて良き。
化粧ポーチ・リボンカバン・靴袋 などもCAには人気があります。
バンコクへ行くたびに買い集めてはヘビーユーズしています♡
なおナラヤの商品は、購入した時期によって柄やサイズが微妙に違います。



いつも違った商品と出逢えるのもナラヤの魅力のひとつ
▶▷ 本記事で紹介したものとほぼ同じサイズの 巾着ポーチはこちらです。
国際線ロングフライトの機内に持ち込むアイテム|まとめ


本記事では、元CAトラベラーが国際線フライトに持ちこんでいるアイテムを目的別に紹介しました。
ぜひ参考にしていただき、快適な空の旅をお過ごしくださいね♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
昨今の円安もあり、なにかと費用がかさむ海外旅行。できるだけ無駄な費用はおさえたいですよね。
とはいえ旅先での予期せぬアクシデントに備えておくことは大切です!
海外旅行保険に無料で加入できる方法を書いた記事も、ぜひご覧ください。

